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Detroit: Become Human 面白かったです日記

このブログにはデトロイトの全員生存ルート、および笹木咲のデトロイト配信のネタバレが含まれます。

 

 

序文

書きたい題材は無限にあるのにブログ書くより楽しいことが無限にあるいい期間です。個人的に今年はゲームよりも優先順位上げてやりたいことが色々と増えて、インドアながら趣味が増えた気がします。今回はゲームの感想です。

 

デトロイト、3年前に発売してかなり話題になり、未だにオススメする人も多いゲームです。自分はアクション性の低いゲームはあまり買わないながらも、良ゲーの空気は感じとったのでネタバレだけは踏まないようにしていました。そんなデトロイトがセールとして1300円で買えるとのこと、即決で購入しました。

 


概要

世界観は2038年のデトロイト(都市)です。発売が2018年なので20年後の近未来が描かれています。ざっというとこの世界では画期的な発明によりアンドロイドが家電のポジションで台頭しています。しかし見た目は人間な上に、失業率も増加して社会問題になっており、3人のアンドロイドの視点からアンドロイドの運命を決めるというストーリーです。


1周目

楽しかったです。元々ぼくは機械が感情を持つのかみたいな思考実験が好きなのですが、実際に機械の側から問題を追体験したのは初めてでした。1周目は自分の感情に素直に進めていきました。コナーは機械的に、マーカスは多少の殺人は辞さない、カーラは利己的に進めました。結果として生き残ったのはカーラのみでした。コナーに至っては変異すらせず、仕方ないとはいえ気持ち良くはない終わり方でした。原因としてはキャラクターらしい選択をしなかったためだと思います。そこで3人の思想を自分の中で整理したのが以下です。

 

コナー

変異体ではないため機械的な判断をするが、変異する可能性がある程度にはアンドロイドの扱いに疑問を持っている。自分が選択しない部分でも少しばかり人間味が見られるため、そこを繋げていけばマーカスの逮捕にも疑問を持つのではないか?

 

マーカス

カールから息子のように扱われているため、人間に対しては好感触なはず。しかしながら、レオを押し倒す際には不満も表示される。したがって、アンドロイドの待遇改善を求めることと、人の命を尊重することは両立できそう。過激派であるノースは仕方ない。

 

カーラ

そもそもアリスを守るために変異したのでアリスを守るように動くのが自然か?トッドを含む人間を恨むような描写もないので、コンビニ強盗など悪事に手を染めずに進めたい。

 

2,3周目

ということで2周目をした結果、無事にルーサー以外は生存ルートに行きました。ちなみにルーサーは1周目でもローズ家に警官が入ってきた段階で死んでしまったので、確定死キャラかと思いました。ちなみに2周目は河ルートで死にました。カーラは自分のミスでトッドを殺したまま進んでしまっています。本当は人が死んだらチャプターをやり直すつもりだったのですが、序盤は方針をしっかり固めていませんでした。これが取り返しのつかない要素かと思い、無駄骨は折りたくないので軽く調べたところ、ルーサーは河ルートだと確定死らしいです。なんだそりゃ。しかも全員生存エンドにはバス乗り場で家族からチケットを盗むのが必須とのこと。個人的には河ルートが明らかに正規ルートに見えていた上に、カーラで悪いことはしたくないと思っていたのでたぶん攻略を見なければ一生気づけなかったと思います。

 

そんなこんなで3周目(2.1周目)でトロフィー「生存者」を獲得しました。ちゃんとエンディングを見ると、カーラのこのルートが正規ルートだと言うのが良く分かりますね。マーカスの決断が間接的にカーラを助けているのがとても熱い上に、国境の受付である人間の善意でカーラが救われるのが良かったです(トッドは殺したけど)。カーラ編は人の悪意と善意にダイレクトに晒されて、終わってみれば一番好きだったかもしれません。コナーとハンクに関しては、1周目で進んでしまった「最終任務」のやり取りの方が個人的には好きでした。にじさんじバーチャルライバーである笹木咲もこのルートに進んだのですが、とても感情移入していて良かったです。マーカスについては特に言うことはないですかね。ジェリコに入ってからストラトフォードタワーで人類に宣言するまで、気持ちの変化が急に大きすぎて微妙に同意しかねました。もっと早くカールに会いに行くべきだった気もします。決着の付け方が愛なのも乗り切れない部分でした。気が向いたら虐殺の選択肢を選びまくりたいと思います。

  

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総評

総評として、とても面白かったですが、フルプライスで買うかと言うと買わないと思います。理由としては進むルートこそ多いが物語全体は短めな点と、繰り返し遊ぶことが前提な割にはムービースキップや細かいチャプター機能がなくてコンプが面倒なことが挙げられます。ストーリー自体はとても面白かったし、アクション性も意外とあって楽しかったので、後はずっとネタバレ回避で見ていなかった配信者のアーカイブを見て楽しんだり、気が向いたルートを進めたりしたいと思います。セールプライスでは買って大正解なゲームでした。