最近の流行りはポケモンカードです。私は知らない人とカードゲームするのが怖いタイプなのですが、幸い一緒に遊んでくれる人が数人いるので身内で遊んでいます。
ポケカはリザードンVMAXスターターの時からやってはいたのですが、2月に発売したダークライVSTARスターターから改めて本格的に始めました。しかし、勝てない勝てない。
自分はダークライVSTARに2種のガラルマタドガスを合わせたデッキで遊びたいと考えているのですが、構築の下手さとプレイングの下手さが相まって勝率はかなり低いです。そもそもポケカを理解できてない感じがします。
そこで、主に動画を見て培った知識や考え方を記事にまとめようと思いました。
- ダークライVSTARデッキの魅力
- 勝ち筋
- 欠点
- ガラルマタドガスの採用
- 現実の戦績 (ここから主題)
- 純正ダークライVSTAR、ガラルファイヤーV型
- ガラルマタドガス採用型
- ⑥ 【ポケカ対戦】軽々300ダメージ超え!?ダークライVSTARにガラル マタドガス2種採用デッキが抜群に強かった!【バトルリージョン】
- ⑦ 【ポケカ/対戦】そこのお前!マタドガスに含まれる悪エネルギー1個分は悪エネルギー2個分なんだぜ☆マタドガスの特性でダークライVSTARの火力がとんでもないことに!!【ポケモンカード】
- ⑧ 【ポケカ】エネ0盤面から即ワンパン!三種のドガス牛丼型ダークライVSTARの破壊力・復帰力・対応力が半端じゃない!!【バトルリージョン/スターターデッキ】
- ⑨ 【鬼畜】相手をじっくり『いたぶって』いこうぜ…【ダークライVSTAR】【ガラルマタドガス】
- (3/31 追記) 平均採用枚数
- 総評
ダークライVSTARデッキの魅力
① 「あくのはどう」による青天井の火力
ダークライVSTARのワザである「あくのはどう」は素点30に場の悪エネルギーの数×30ダメージという青天井の破壊力を持っています。場に悪エネルギーが6~7個あればポケモンVを、8~9個でポケモンVSTARを、10個あればポケモンVMAXをワンパンできるというロマンあふれるワザになっています。
私のデッキはこれにガラルファイヤーVのトラッシュエネルギー回収とガラルマタドガスのエナジーファクトリーによる悪エネルギーの嵩増しを加えて、コンスタントに高火力を出そうというデッキになっています。
➁ 「スターアビス」による択の多さ
ダークライVSTARがゲーム中に一度だけ使えるVSTARパワー「スターアビス」はトラッシュから任意のグッズを2個持ってくるというものになっています。特にスターターで採録されたダークパッチを2個回収すると、エネルギーを2枚加速でき、上述の「あくのはどう」との相性もとても良いです。
特に気に入っているのが、現環境猛威を振るっているツツジからの復帰性能です。トラッシュにクイックボールがあればクロバットVやネオラントVを持ってくることができ、エネルギー転送があればかがやくゲッコウガからも復帰が可能です。また、最近はともだちてちょうを入れることで、ボスの司令を回収して勝ち筋を作ることも考えています。ピン刺しのグッズを活かしやすくなるのもダークライVSTARの面白いところだと思います。
勝ち筋
私の考えるこのデッキの強みは、ダークライVSTARのワンパン性能だと考えています。ダークライVSTARのHPは270とそれなりに高く、相手のVやVSTARのワザは一度耐えることが多いです。それに対して、高火力なあくのはどうでワンパンすることで、サイド優位をとることで勝利するデッキだと考えています。火力の押し付けのためにはボスの司令が複数枚必要であるため、3枚採用も十分に考え得るレベルです。
欠点
序盤の火力が低いのでそこでサイドを先行されるのがきついです。順当にいけば手張りとじゃえんのつばさで毎ターン2枚悪エネルギーが場に増えていきます。ターンとあくのはどうのダメージの対応表は以下です。
ターン | 悪エネルギー | あくのはどう |
---|---|---|
1 | 2 | 90 |
2 | 4 | 150 |
3 | 6 | 210 |
4 | 8 | 270 |
5 | 10 | 330 |
見ての通り先行2ターン目で150点しか出ないため、バトル場にポケモンVが残っていた場合も倒すことができません。後攻1ターン目と2ターン目のダメージを合わせればダークライVSTAR (HP 270)が倒される可能性もあるため、ここで壊滅することもあり得ます。
また、ダークライVSTARは場の悪エネルギーを参照してダメージがあがるため、エネルギーのついたポケモンが倒されると火力が下がります。スターアビスやダークパッチがあるとはいえ、例えばガラルファイヤーVが倒された場合は、相手にサイドを2枚とられた上に、付いていたエネルギーがトラッシュされ、回収手段も失うという大打撃です。そのため安定したエネルギー源が必要だと考えました。
ガラルマタドガスの採用
そこで相性がいいとされるのがガラルマタドガス (エナジーファクトリー)です。このガラルマタドガスは「マタドガス」に付く悪エネルギーを2個分としてカウントできます。例えばベンチのガラルマタドガスに悪エネルギーが3つ付くと悪エネルギー6個分の扱いになり、ダークライVSTARの火力が180点アップします。悪エネルギーがバトル場のダークライVSTARに2個、ベンチのガラルマタドガスに3個で270ダメージが確定します。これはポケモンVSTARを倒しうる火力です。
加えて、ドガースから分岐進化するガラルマタドガス (かがくへんかガス)は、あくのはどうの火力を上げるまでの時間稼ぎとしてとても優秀です。特にドガースの持つかくせいは後攻1ターン目でこのマタドガス (かがくへんかガス)を立てることができるため、先行2ターン目の相手の準備を妨害することができ、刺されば先手後手を入れ替えることができるほどの効果を発揮します。
現実の戦績 (ここから主題)
これだけを見るとポケモンVSTARをワンパンできる火力が3ターン目、ダークパッチを活用すれば2ターン目には準備できる速攻デッキに見えると思います。しかし、私の戦績は非常に悪いです。そこで、YouTubeに上がっているダークライorドガスダークライの対戦動画を見て勉強しようと考えました。ここが今回の記事の主題です (ここまで2000文字)
選んだ動画はYouTube上にあるダークライVSTARが入っているデッキから任意です。また、少し流行っているダークフュージョン (ダークライVSTARにフュージョンのポケモンを合わせたデッキ)と、アルセウスダークライは動きが大きく異なるため除きました。
注目したポイントは回し方です。クイックボールで優先するポケモンとエネルギーの増え方、サイドの取り方およびボスの司令の撃ち所を知りたいため、この4点をまとめます。
純正ダークライVSTAR、ガラルファイヤーV型
① 【悪魔】ダークライVSTARのエネルギー加速がエグすぎて相手が勝手に消えていく動画【ポケカ/対戦】
投稿者: だんのうら【ポケカ日本代表】
デッキ構築: ガラルファイヤー (V、非V両採用)
(先行) ターン | 悪エネルギー | サイド | サポート |
---|---|---|---|
1 | 1 | 6 | |
2 | 3 | 5 | 博士の研究 |
3 | 7 | 3 | 博士の研究 |
4 | 8 | 1 | |
5 | 10 | 0 |
およそスタンダードな構築。対戦相手のルカリオVSTARは相手のエネルギー依存で高火力が出るため相性が悪いと感じているが、しっかりと勝っている。
注目したいのは最初のハイパーボールでかがやくゲッコウガを選んだ点。その後の展開から、手札には悪エネルギーが1枚しかなかったようなので上振れ狙いの形になる。動画内でも言っているように、かがやくゲッコウガは早い段階で出せば出すほど特性を使えるので結果として上振れ狙いが正解かもしれないです (最終的に勝っているため)
勝敗の分水嶺になったのは先行3ターン目、悪エネルギー7個に加えてこだわりベルトで270ダメージを出してルカリオVSTARをワンパンした場面です。ここで活躍したのは非Vガラルファイヤーのじゃあくチャージ。ダークパッチとじゃえんのつばさも加えて計4枚のエネルギーを増やしました。クイックボールで悪エネルギーをコストにしていたため、手貼りも可能で300ダメージも目指せました。
➁ 【後攻1ターン目】ダークパッチの登場でガラルファイヤーVがガチガチに覚醒している件【ポケカ】
投稿者: だんのうら【ポケカ日本代表】
デッキ構築: ガラルファイヤー (V、非V両採用)
対戦相手: ムゲンダイナVMAX
(後攻) ターン | 悪エネルギー | サイド | サポート |
---|---|---|---|
1 | 5 | 4 | 博士の研究 |
2 | 3 | 3 | ボスの司令 |
3 | 3 | 3 | 博士の研究 |
4 | 6 | 1 | クララ |
同じくだんのうらさんの動画で、今回は同じ悪タイプの環境デッキであるムゲンダイナVMAXとの対戦動画です。悪エネルギーに依存して火力が上がるダークライVSTARにとって、ポケモンVMAXの純粋な高HPは難敵だと思います。その反面、青天井火力なのでポケモンVMAXをワンパンすることも可能であり、それだけで勝敗を分けられるほどの1ターンになります。
この動画の注目点はタイトルにもあるように、手貼りとじゃえんのつばさ、ダークパッチにより後攻1ターン目に起動するガラルファイヤーVです。今回は対戦相手が場にブラッキーVを残したため、こだわりベルト込みのオーラバーンで220ダメージ、ワンパンしました。またプレイングの上手だった点としてかがやくゲッコウガのかくしふだを使いませんでした。おそらく、手札に悪エネルギーが1枚しかなく、かくしふだでもう一度悪エネルギーを引く可能性よりも手貼りによるガラルファイヤーVの起動を優先したのでしょう。①の動画では同じ状況で上振れを狙いにいったため、このあたりの判断が上手なプレイングに繋がるのかもしれません。
個人的には後攻1ターン目でサイドを2枚取るのはほぼ勝ちに感じるのですが、この後上手くサイドが取れず敗北という結果になりました。原因としては、後攻1ターン目のガラルファイヤーVの準備に全力を注いだ結果、返しできぜつさせられた後の立て直しに時間がかかったことだと思います。やはり、ガラルファイヤーVが倒された時の被害が尋常ではないようです。
また、ダークライVSTARは場の悪エネルギーを参照してダメージがあがるため、エネルギーのついたポケモンが倒されると火力が下がります。スターアビスやダークパッチがあるとはいえ、例えばガラルファイヤーVが倒された場合は、相手にサイドを2枚とられた上に、付いていたエネルギーがトラッシュされ、回収手段も失うという大打撃です。そのため安定したエネルギー源が必要だと考えました。
この試合はガラルマタドガス非採用型の弱点が如実に出た形になるでしょう。逆に言えばダークライVSTARデッキを対策する際は、ガラルファイヤーVを最優先で倒すべきとも感じます。ダークライデッキ側は、後攻1ターン目ガラルファイヤーVで殴ることが、これらのデメリットを上回るかを慎重に判断するか、もしくはガラルファイヤーVで殴るルートは考えないことが重要かもしれません。
③ 【ポケカ/対戦】1度使えば沼にハマる ダークライの高火力が気持ち良すぎる
デッキ構築: ガラルファイヤー (V、非V両採用)
対戦相手: ヒスイダイケンキVSTAR
(後攻) ターン | 悪エネルギー | サイド | サポート |
---|---|---|---|
1 | 4 | 6 | 博士の研究 |
2 | 7 | 5 | マリィ |
3 | 8 | 3 | 博士の研究 |
4 | 10 | 1 | |
5 | 9 | 0 |
こちらもスタンダードな形のダークライデッキです。非Vのガラルファイヤー2枚採用により、1ターン目から盤面に4個の悪エネルギーが揃っている所が魅力的です。デッキの悪エネルギーは15枚とかなり多い採用になっていることも、この動きを可能にしている要因でしょう。一方で、エネルギーの採用が多い分入れられるカードの種類が限られるため、愚直なデッキになっていると感じます。悪エネルギーが多いため、ガラルファイヤーVに付くエネルギーが溢れることもあると思いますが、そこはエネルギーつけかえでカバーしているようです。
今回の試合では序盤の悪エネルギー4個が大きな火力源になり、序盤からポケモンVSTARを取り得る圧力がありました。倒されてもサイドを1枚しか取られない非Vポケモンに悪エネルギーを散らす部分は、上級者の判断だと感じました。私は確実にダークライVを選択していたと思います。
④ 【ポケカ】あれ、デッキに同じカードは4枚までじゃないっけ…?「ダークライVSTAR・ビーダル」【ポケモンカード】【対戦】
投稿者: あそビバ!ちゃんねる!
デッキ構築: ガラルファイヤー (V、非V両採用)、ビーダル (はたらくまえば)
対戦相手: アルセウスVSTAR、れんげきウーラオスVMAX、他悪闘ポケモンV
(先行) ターン | 悪エネルギー | サイド | サポート |
---|---|---|---|
1 | 2 | 6 | |
2 | 5 | 6 | 博士の研究 |
3 | 9 | 4 | 博士の研究 |
4 | 10 | 1 | ボスの司令 |
5 | 10 | 0 |
この構築はかがやくゲッコウガに加えてビーダル (はたらくまえば)を採用しています。これにより安定感を底上げした上に、悪エネルギーへのアクセスも増やして火力を上げることがコンセプトだと思われます。注目したいのはエネルギーつけかえの採用です。はたらくまえばを採用したことで悪エネルギー不足が解消され、安定したじゃえんのつばさに繋がっています。そこで、エネルギーが溢れることを解決するためにエネルギーつけかえを採用することで、加速手段のないバトル場のポケモンへの疑似的なエネルギー加速手段になっています。実際、動画でも1ターン目からバトル場にいたダークライVSTARがエネルギーつけかえにより2ターン目に起動しています。
また、おおきなおまもりの採用も魅力的です。私のデッキにも採用を検討しています。ダークライVSTARの場合、ダメージを+30するこだわりベルトは悪エネルギー1枚と同義であり、こだわりベルトをスターアビスやキバナで持って来たい状況ではダークパッチでも同じ役割を果たせることが多いです。それに対して、ダークライVSTARのHP 270やガラルファイヤーVのHP 220は、私の仮想敵であるルカリオVSTARのはどうスター (相手の場のエネルギー×70ダメージ)や、グレイシアVSTARのクリスタルスター (220ダメージ)で綺麗に倒される数値です。おおきなおまもりを採用すれば、相手にこだわりベルトを要求することができ、耐えればあくのはどうで倒し返すという大きなアドバンテージが得られるでしょう。この動画を見て、改めて採用を検討しなおしました。
さらにボスの司令の使い方も綺麗です。こちらはダークライVSTARが330ダメージ出る場面でしたが、ベンチにはダークライVがダークライVSTARに進化しておらず準備ができていませんでした。ツツジにれんげきウーラオスVMAXの体力 (HP 330)を押し付けられると、ガラルファイヤーVで2ターンかかってしまうという嫌な展開になる可能性がありました。ここでボスの司令を撃たなければ負け筋が生まれるという場面で使えたのは、ボスの司令3枚採用と、かがやくゲッコウガ、はたらくまえば両採用という手厚いアクセス手段があったからでしょう。
こちらのデッキは動画を見返していくなかで一番感心した構築でした。動画の内容もダークパッチ2枚回収とダークライVSTARの強みを発揮しており、もっと対戦の様子が見たいです。
⑤ 【ポケカ/対戦】高火力青天井特化型構築!ターボダークライVSTARの底無しパワー!【ポケモンカード/Tier4チャンネル】
投稿者: Tier4チャンネル
デッキ構築: ガラルファイヤー (V、非V両採用)、ビーダル (はたらくまえば)、メタモンV、かがやくルチャブル
対戦相手: はくばバドレックスVMAX、アルセウスVSTAR
1戦目
(先行) ターン | 悪エネルギー | サイド | サポート |
---|---|---|---|
1 | 2 | 6 | |
2 | 5 | 5 | |
3 | 8 | 3 | 博士の研究 |
4 | 8 | 0 | 博士の研究 |
メタモンVを採用した珍しい形のダークライデッキです。実際、きぜつしたガラルファイヤーVを回収できるため、ポケモン回収手段の少ないダークライと相性はいいように思います。またドローソースとしてビーダル (はたらくまえば)を採用する代わりに、かがやくゲッコウガではなくかがやくルチャブルを採用しています。かがやくルチャブルはポケモンVMAXの高耐久が苦手なダークライVSTARの、要求悪エネルギーを減らせる点で相性が良いため私も採用したいと考えたことがあります。現状はかがやくゲッコウガとガラルファイヤーV、ダークパッチのシナジーが強すぎるため、自分の中でゲッコウガに優先権がありますが。
この試合では終盤、このターンの内にはくばバドレックスを倒して試合に勝利するか、一旦非Vのガラルファイヤーで殴って2ターンかけてサイドを取り切るかの2択を迫られ、「ボスの司令を持っていそう」という嗅覚で勝ち切ることを目指します。結果として場の頂きへの雪道を割ることが出来るトレーニングコートを引くことができ、こだわりベルトとかがやくルチャブルのビッグマッチ込みで、はくばバドレックスをワンパンしました。4ターン目に無理なくポケモンVMAXを倒す火力を用意できる点は、かがやくルチャブルにしかできない芸当です。
こうした割り切りと、それに至る嗅覚はプレイングの上手さが表れる部分でしょう。結果として相手の手札にボスの司令はなかったようですが、勝てる可能性がある内に勝ち筋を掴むというのがカードゲームの勝ち方だと感じます。結局、カードゲームは運ゲーではあるので、勝ちの天秤が自分に傾いている時を見極めて行動することが最善なのかもしれません。
2戦目
(後行) ターン | 悪エネルギー | サイド | サポート |
---|---|---|---|
1 | 1 | 6 | 博士の研究 |
2 | 4 | 6 | 博士の研究 |
3 | 7 | 6 | ボスの司令 |
4 | 8 | 6 | クララ |
ありがたいことに先行後攻を入れ替えて2戦目があります。ダークライVSTARは後攻1ターン目では大した火力が出ないため、単純に後手を取る後攻は苦手だと考えています。この試合でも先行2ターン目でダークライVが倒されてしまい、サイド差と育成差を取られた状態での立ち上がりです。
こうしてサイドを先行された時は非Vのガラルファイヤーが逆転手段の一つなのですが、この試合ではそれが不可能なほど先行されてしまいました。ダークライVSTARの初動の遅さ、順繰りとポケモンが倒された時にトラッシュされるエネルギーによる火力の低下が響きます。かがやくルチャブル (ビッグマッチ)によるはくばバドレックスVMAXのワンパンが唯一の勝ち筋のようにも見えましたが、それを達成していても苦しかったでしょう。これらの欠点を補うために、ガラルマタドガス2種の採用が有効だと言えます。
ガラルマタドガス採用型
⑥ 【ポケカ対戦】軽々300ダメージ超え!?ダークライVSTARにガラル マタドガス2種採用デッキが抜群に強かった!【バトルリージョン】
【ポケカ対戦】軽々300ダメージ超え!?ダークライVSTARにガラル マタドガス2種採用デッキが抜群に強かった!【バトルリージョン】 - YouTube
投稿者: 【公式】ポケモンカードチャンネル
デッキ構築: ガラルファイヤーV、ガラルマタドガス (エナジーファクトリー、かがくへんかガス両採用)
対戦相手: インテレオンVMAX、うらこうさく
(後行) ターン | 悪エネルギー | サイド | サポート |
---|---|---|---|
1 | 1 | 6 | 博士の研究 |
2 | 5 | 6 | 博士の研究 |
3 | 12 | 3 | 博士の研究 |
4 | 11 | 2 | |
5 | 11 | 0 | キバナ |
2種のガラルマタドガスを両採用した、ポケモンカード公式からの動画です。あまり公式の動画を見ることがないため、こういったコンボらしいデッキも上げてくれることに驚きました。対戦相手はうらこうさく軸なのでかがくへんかガスがよく刺さる一方で、インテレオンVMAXのHP 320を押し付けられるときつそうに見えます。ちなみに表中の悪エネルギーの欄について、エナジーファクトリーの対象になる悪エネルギーは2個分とカウントしています。
対戦序盤は頂きへの雪道にモミとやりたい放題され、完全にペースを握られていました。相手にサイドは取られていないものの、こちらもインテレオンVを倒し切れず、ダークライVSTARが2匹とも瀕死という苦しい状況です。ここでトレーニングコートを引いた運はありますが、エナジーファクトリーのガラルマタドガスを2匹準備したことと、3匹目のダークライを準備したプレイングがとても上手です。相手からするとバトル場のダークライVSTARを取ってもベンチから継続した高火力が飛んでくるため、ほぼ詰みの状況と言えます。
この対戦はポケカ公式ということもあり、ガラルマタドガス (エナジーファクトリー)とダークライVSTARの相性の良さが存分に出たものだと思います。十分に火力が準備できたダークライVSTARでは、バトル場に出たポケモンVMAXすらワンパンできるため、ボスの司令すら必要ないということを知れました。また、この対戦ではガラルファイヤーVが出てきていません。代わりにダークパッチとスターアビス、キバナでエネルギーを加速しており、ガラルマタドガス (エナジーファクトリー)の強さを感じます。
サイド3枚先行されたインテレオンVMAX側も、ツツジに加えて非VのバスラオでダークライVSTARを倒すなど非常に上手で、綺麗なドガスダークライデッキ紹介動画だと思いました。例え後攻でVMAXの耐久を押し付けられても、後続のダークライVSTARを育てることでまくることができるお手本動画でした。雪道は苦しそうだったので、もし身内に採用する人が出ればバケッチャ (かぼちゃのあな)が必須になるでしょう。
⑦ 【ポケカ/対戦】そこのお前!マタドガスに含まれる悪エネルギー1個分は悪エネルギー2個分なんだぜ☆マタドガスの特性でダークライVSTARの火力がとんでもないことに!!【ポケモンカード】
投稿者: トライあっとチャンネル
デッキ構築: ガラルファイヤーV、ガラルマタドガス (エナジーファクトリー、かがくへんかガス両採用)
1戦目
対戦相手: ジュラルドンVMAX、アルセウスVSTAR
(後行) ターン | 悪エネルギー | サイド | サポート |
---|---|---|---|
1 | 2 | 6 | |
2 | 3 | 6 | |
3 | 10 | 4 | 博士の研究 |
4 | 15 | 1 | 博士の研究 |
5 | 17 | 0 |
後攻1ターン目でドガースのかくせいを決めた試合です。対戦相手はかがくへんかガスによりスターバースが使えなかったため、先行2ターン目でワザを撃つことができず、大きくテンポロスしたように見えます。さらにダークライ側はかがくへんかガスが刺さっているのを見るや否やベンチに2匹目のガラルマタドガス (かがくへんかガス)を準備しました。これにより、相手のあなぬけのヒモが解決札にならなくなり、バトル場のガラルマタドガスが倒された場合もかがくへんかガスが継続します。相手がスターバースを使うためには、バトル場のガラルマタドガスを倒した上であなぬけのヒモを撃つ2ターンかけるプランか、ボスの司令を撃つプランが強要され、どちらにせよテンポが大きく削がれます。
結果として対戦相手はボスの司令をかがやくゲッコウガに撃つことになりました。本当はガラルマタドガスを倒したいところでしょうが、バトル場にいるとスターバースを使えないため止む無くの動きになります。返しのターンでダークライVSTARが360ダメージ出してアルセウスVSTARをワンパンしており、これはガラルマタドガス (かがくへんかガス)の縛りによる強さです。その後も完全にテンポを握っており、現状猛威を振るうアルセウスVSTARメタとしての性能が見られる試合でした。
2戦目
対戦相手: ザシアンV、アルセウスVSTAR、ガラルファイヤーV
(先行) ターン | 悪エネルギー | サイド | サポート |
---|---|---|---|
1 | 1 | 6 | |
2 | 3 | 6 | マリィ |
3 | 4 | 6 | ボスの司令 |
4 | 6 | 6 | 博士の研究 |
5 | 13 | 6 | 博士の研究 |
6 | 11 | 4 | マリィ |
7 | 12 | 2 |
こちらも対戦相手がザシアンV、アルセウスVSTAR、ガラルファイヤーVの特性をメインにしていることもあり、ガラルマタドガス (かがくへんかガス)が刺さった試合です。私が難しいと感じているのは、エネルギーの付いていないポケモンをボスの司令でバトル場に呼び出して縛る立ち回りです。相手の手札によってはサポート次第でまったく動けないこともあり、強力な時間稼ぎとなります。この試合は特に対戦相手が博士の研究でサポートばかりを引いたこともあり、鋭く刺さった形になりました。
一方で、相手の手札にあなぬけのヒモがあったり、いれかえ札を引いたり、ボスの司令であっさり解消されたりなど、こちらのボスの司令が活きない可能性もあります。ダークライVSTARに繋ぐ時間稼ぎができるか、相手の手札にいれかえ札があってもリターンが見合うか、それらを判断する経験値が使い手の腕前に直結しそうです。
この試合ではボスの司令で縛る前のターン、対戦相手は博士の研究から動くことなくワザを撃ってターンを終了しました。つまり手札を回す手段である、ボール系、たねポケモン、アルセウスVSTARを引けなかったことが考えられます。ここから特性を封じ続ければ相手の動きがないことが推測できるため、対戦相手がガラルマタドガスを倒すための要求札として入れ替えをさらに強要することは理にかなっていると思います。
対戦全体の流れとして、ガラルマタドガス (かがくへんかガス)で時間を稼いでダークライVSTARがワンパンする準備をすすめ、ポケモンVSTARをワンパンしてテンポを取り続けるという綺麗なものでした。ボスの司令を縛りのために撃つ動きは、この動画のように刺されば試合を決められるほど強力なため、相手の手札を見極めて試したいです。
⑧ 【ポケカ】エネ0盤面から即ワンパン!三種のドガス牛丼型ダークライVSTARの破壊力・復帰力・対応力が半端じゃない!!【バトルリージョン/スターターデッキ】
投稿者: シャロンch
デッキ構築: ガラルファイヤーV、(ガラル)マタドガス (かがくへんかガス、エナジーファクトリー、非リージョン)
対戦相手: ミュウVMAX
(後行) ターン | 悪エネルギー | サイド | サポート |
---|---|---|---|
1 | 4 | 4 | 博士の研究 |
2 | 3 | 3 | マリィ |
3 | 6 | 0 | 博士の研究 |
基本の2種のガラルマタドガスに加えて、非リージョンのマタドガス (スモッグバースト)を採用している特殊な型です。書いていて気づきましたが、マタドガスとガラルマタドガスは別名カードなので、合計5枚を超えることができますね (今回は計4枚)。マタドガスのスモッグバーストは場の悪エネルギーの数を参照するワザを持っており、非Vのアタッカーとして使うことができます。他のデッキと比較すると、序盤からダメージが出る代わりに逆転札ではなくなったガラルファイヤー (非V)です。
相手が環境デッキのミュウVMAXということもあり、後攻1ターン目から上振れを狙う動きが上手です。ガラルファイヤーVならまだしも、ダークライVのダークホールで殴る動きは狙ったこともありません。これもかがやくゲッコウガあっての動きに見えます。
返しにダークライVを取られたのは痛手ですが、ガラルマタドガスを採用しているため、十分に立て直しが可能です。相手が弱点のミュウデッキということもあり、エナジーファクトリー込みでミュウVMAXをワンパンし、サイドを取り切りました。場にドガースさえいれば、ガラルマタドガス (エナジーファクトリー)進化からスターアビスでダークパッチ2枚を拾い、急に120ダメージ増加できる点は脅威です。
⑨ 【鬼畜】相手をじっくり『いたぶって』いこうぜ…【ダークライVSTAR】【ガラルマタドガス】
投稿者: おのでぃのおもちゃ箱
今日の動画で使用したドガスダークライをブラッシュアップしたものがこちらです!
— ガエン@チーム東横線 (@gaogaen__) 2022年2月28日
雑にミルタンクでアルセウス耐性あがっているのがダイナとの差別化要因です
ぜひ使ってみてね! pic.twitter.com/jGhnznQgio
デッキ構築: ガラルファイヤーV、ガラルマタドガス (かがくへんかガス)、ミルタンク、クロススイッチャー、ガラル鉱山
対戦相手: パルスワンVMAX、クワガノンV
(先行) ターン | 悪エネルギー | サイド | サポート |
---|---|---|---|
1 | 1 | 6 | |
2 | 2 | 6 | とりつかい |
3 | 4 | 6 | |
4 | 4 | 4 | |
5 | 4 | 3 | ボスの司令 |
6 | 5 | 3 | セイボリー |
7 | 6 | 1 | |
8 | 4 | 0 |
ガラルマタドガスはエナジーファクトリー不採用、ミルタンク、クロススイッチャー、ガラル鉱山採用というとても変わったデッキ。立ち回りも大きく異なると思いましたが、非常に面白いデッキだと思ったので採用しました。ガラルマタドガス (かがくへんかガス)とミルタンク、ガラル鉱山により相手への要求札を極限まで高める形と言えます。バッドポイズンによる削り性能も活かされています。代わりにエナジーファクトリーを採用していないため、ダークライVSTARの準備に通常以上の時間稼ぎが必要でしょう。
このデッキにはガラル鉱山を採用しているため、ベンチのビーダルをボスの司令で呼ぶなど積極的に相手を縛る動きが強いです。その上でダークライVSTARの準備が整えば、スターアビスなどで揃えたクロススイッチャーで相手の重要ポケモンを呼び、火力を押し付けることが可能です。この試合は相手がクワガノンVということもあり、ゆっくりした展開で勝利しましたが、単純に殴ってくる相手にも戦えるのではないでしょうか。
かがくへんかガスにガラル鉱山、ハイド悪エネルギーのコンボは非常に強力なので是非採用してみたいと思いました。唯一のネックがガラル鉱山の値段です。再録を願います。
(3/31 追記) 平均採用枚数
プレイングの難しさから、一旦ドガスダークライを組むのは諦めたのですが、少し上達して再び組む気が出ました。参考にこのブログでまとめた各動画+あそビバ!ちゃんねる!さんのドガスダークライデッキにおける、カードの平均採用枚数を調べたので載せておきます。
あそビバ!ちゃんねる!さんの動画はこちら
カード名 | 平均枚数 |
---|---|
ダークライVSTAR | 3 |
ダークライV | 3.4 |
ガラルファイヤーV | 1 |
ガラルファイヤー | 0.2 |
ガラルマタドガス(か) | 2 |
ガラルマタドガス(エ) | 1.4 |
マタドガス | 0.5 |
ドガース | 3.8 |
ミルタンク | 0.4 |
バケッチャ | 0.2 |
クロバットV | 1.4 |
ネオラントV | 0.6 |
かがやくゲッコウガ | 0.8 |
クイックボール | 4 |
ハイパーボール | 3.8 |
しんかのおこう | 0.4 |
ダークパッチ | 3.6 |
あなぬけのヒモ | 1 |
ポケモンいれかえ | 1.4 |
ふうせん | 1 |
エネルギーつけかえ | 0.2 |
こだわりベルト | 1.6 |
がくしゅうそうち | 0.2 |
うねりの扇 | 0.4 |
クロススイッチャー | 0.8 |
博士の研究 | 3.8 |
マリィ | 2.6 |
シロナの覇気 | 0.4 |
キバナ | 0.4 |
ボスの指令 | 2.4 |
トレーニングコート | 1.2 |
ガラル鉱山 | 0.6 |
悪エネルギー | 11.2 |
ハイド悪エネルギー | 0.6 |
計 | 60 |
最初はガラルファイヤーVは不要かと思ったのですが、全構築で採用されていました。ハイパーボールやダークパッチが4積みでないことから、枠の確保がかなり大変だと分かります。時間があれば、ドガス抜きダークライと比較することで、さらに得られる考え方がありそうです。
総評
ダークライVSTARの純正デッキを5つ、ガラルマタドガス採用型を4つ、試合にして11試合を見ていきました。発売したばかりなので回し方の正解は見つかっていないかもしれませんが、少なくとも私より上手なプレイヤーの方々ばかりだったと思います。また、ヒスイダイケンキVSTARの登場により、悲しいですがこれ以上ダークライVSTARに焦点が当たることはないでしょう。今が一番熱いと感じてまとめた次第です。得られた教訓はこちら。
1. かがやくゲッコウガの優先度は高い
ダークライデッキにおいて重要な要素の一つが悪エネルギーへのアクセスです。トラッシュの悪エネルギーには容易に触れますが、山札の悪エネルギーへのアクセス手段がありません。私はそれを嫌い、エネルギー転送を入れています。
そこで重要になるのがかがやくゲッコウガの存在です。私はクイックボールの優先度をダークライV > ガラルファイヤーV > ドガース >かがやくゲッコウガ、という風に置いていましたが、動画を見る限り真っ先にかがやくゲッコウガを持って来ていることもありました。その後狙うプランにも依るのでしょうが、しばらくはかがやくゲッコウガを優先して持って来たいと思います。
2. ボスの司令で相手のバトル場を縛るプレイング
いくつかの動画で、ボスの司令を相手のエネルギーが付いていないポケモンに撃ち、ガラルマタドガス (かがくへんかガス)による縛りを行っていました。正直、私からするととても高度なプレイングに見えます。相手の手札に入れ替え札やボスの司令があれば、サポート権とボスの司令を無為に消費しただけになりかねません。
一方で、試合を決めることができる強力な動きであることは確かです。判断力を磨くためにも、効果的な場面では積極的に狙ってよい動きだと感じます。判断基準の一つとして、相手が手札交換した後に動けない場合があるようです。ガラルマタドガス (かがくへんかガス)がいることで解決札としてクロバットVやネオラントV、それらを呼ぶボール系を除くことができるため、相手のトラッシュの確認も重要になるでしょう。
3. 基本的にワンパン
これは動画を見る前の私の理解通りなのですが、中途半端な火力でダークライVSTARが殴り居座るという展開が少なかったです。基本的に、ガラルファイヤーVやガラルマタドガスで悪エネルギーを蓄え、ベンチから出てきたダークライVSTARで育った相手のポケモンをワンパンするという流れになります。可能であれば、そこからダークライVSTARで連パンする形が一つの勝ち筋のように思えました。
そのために必要なのは潤沢な入れ替え札とベンチのダークライVSTARの準備でしょう。ダークパッチはベンチにしかエネルギーを貼れないため、エネルギー付け替えは一つの唯一のバトル場へのエネルギー加速であり、思っていた以上に強力なことが分かりました。
同じ理由で想像以上に強力なのがおおきなおまもりです。おおきなおまもりを付けることでバトル場のダークライVSTARの生存率アップに加えて、悪エネルギーを蓄えたガラルファイヤーVを守る手段にもなります。あまり採用しているデッキがなかったためデータ不足ですが、購入して採用するに足るカードだと感じました。
まとめ
まずは毎日のようにポケモンカードの対戦動画を上げてくださる投稿者の方々に感謝します。個人では時間や金額、対戦相手の制限もあるため、様々なパターンの実践の様子を見ることができる対戦動画は、このような機会にとてもありがたいです。大会に出場するなど、実績のある方々の回し方が見られるのも動画を上げてくださるおかげです。
ポケモンカード、楽しいです。楽しいので周りの対戦相手がいなくならない内に楽しみたいと思い、こんなことをしてみたら1.3万文字を超えました。特にダークライVSTARは強みと弱みが分かりやすく、ロマンもあって面白いデッキだと思います。調べてみるとスターターデッキということもあって想像以上に動画があり、どうにかこれからの盛り上がりにも期待したいです。
こうした動画の見方が正しいのか、実際の勝ちに繋がるのかはカードゲーム歴の浅い私には分かりませんが、新しい知見が多く得られたので良かったと思います。よりやりたい動きができるように、より勝てるように試行錯誤したいと思いました。