前提
- 呪力は純粋なエネルギーである
- 「茈」で生み出された仮想質量はアインシュタイン方程式に従う
五条悟の術式、無下限術式から繰り出される虚式「茈」は仮想質量を相手に目掛けて飛ばすことで甚大な破壊力をもたらす術式です。
しかしながら、呪力はエネルギーとは明言されており、アインシュタイン方程式に従うのなら仮想質量に変換するよりもエネルギーのまま飛ばす方が光速の2乗分お得ではないでしょうか。
そこでこのブログでは仮想質量を飛ばした場合とエネルギーを飛ばした場合の破壊力の差を計算から導きます。
虚式「茈」
虚式「茈」はこれまでに何度か使用されていますが、今回はもっともニュートラルな状態で放ったであろう花御戦での茈を採用します。
五条の長身を加味してこの時の茈は直径5mとします。
密度は不明ですが想像のしやすさから鉄を基準にします。破壊力としても、直径5 mの鉄球をそれなりの速度で飛ばしたと思うと丁度いい塩梅ではないでしょうか。
計算
早速計算します。まず直径5mの鉄球について、鉄の密度は7.9 kg/m3なので、その質量は約517 kgになります。この質量を生み出すためのエネルギーを先ほどのの式から求めると、4.6×1019 Jとなります。
比較対象として広島原爆のエネルギーは5.5×1013 Jらしいので、虚式「茈」はその106、10万倍のエネルギーから生成されているという結論が得られました。
結論
計算ミスがなければ、虚式「茈」は原子力爆弾の10万倍のエネルギーから変換した仮想質量を押し出しているようです。世界最大の水素爆弾であるツァーリ・ボンバでさえも原爆の3000倍のエネルギーらしいので、五条悟が規格外なことが分かりました。
もしかすると、石流のグラニテブラストのように呪力をそのまま放出した方が破壊力が高いかもしれません。今後の活躍に期待ですね。